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安心やゆとり

たった今、退学届を書き終えた。あとは提出するだけ。郵送でも良いんだけど、ちゃんと学校の窓口に出しに行く。市ヶ谷は桜が綺麗だしね。一人卒業式(退学式?)してきます。

 

なんで大学生になったんだっけね。

確か私はその時塾で働いていて、勉強をする子供達を見ていて勉強がしたくなって、仕事をしながらでも大丈夫な“通信制”を選んだんだ。

でもなんで哲学を選んだんだっけ。

確かその時にとても好きで好きでたまらなかった男性の影響。哲学はもともと嫌いではなかったし、屁理屈ばっかり言う自分になんか合ってた。ヘーゲルが好きだったし。

そして、「ちゃんと学校に通いながら勉強したい」と上京してきたんだった。

 

その時の私は、こんな生き方で良いのだろうか、周りの友人たちは就職してきちんと働き、生活をしているのに、私はこんなに生ぬるい環境にいても良いのか。それで、「学生だから」を言い訳にしたかったのかもしれない。実際、「学生をしながら働いている」と言うとたくさんの人が素晴らしいと褒めてくれたし。

でも、もうそんな肩書きに甘えず、ちゃんと生きてみようと思ったから、卒業です。生ぬるい自分から。

 

 

不純な動機だとしても、なんでもやってみれば良いと思います。私もずっとそうやって生きてきた。欲しいものを欲しいと言えば、何らかの形で必ず手に入った。好きだと思う人には好きだと言って、会いたい人には会いに行った、そして全部がうまく行った。偶然かもしれない。でも、願ったことは口に出すべきだし、どんどん動いてみるべき。やらなきゃ結果は出ないもんね。

 

学校を辞めたからといって勉強をやめるつもりはないし、ずっと哲学とも触れ合っていたい。そして何よりも、一番得意だったフランス語はこれからも勉強を続けて、フランス語検定を受けたい。

 

好きな人に近づくための話題作りと、上京のきっかけ欲しさと、肩書きに安心したいだけだったのかもしれない。

それでも東京に出てきて、たくさんの人と触れ合う内に、いま自分がしなければいけないこと、やりたいこと、がどんどん明確になってきて、未来に希望を感じ始めた。だからね、なーんにも無駄ではなかったし、間違ってなかったと思います。

いや、“思う”じゃなくて、絶対。