私のはてな

私のはてなをいっしょに解明してください

わかった

私は、その人の気持ちや考えを知るために、その人と同じ行動をしたり、その人に近づいたりする。

前、好きだった人の気持ちを知るために、その人と同じ銘柄のタバコを吸った。肺の奥深くまで煙を吸い込み、モワモワと口から煙を出す。大好きな人の匂いがして心地よかった。けれど、他人の気持ちなんかわかるはずなくて、わかったのは、私はタバコを吸える ということだけだった。

 


中学の頃、いじめにあっていた。

陰口や、わざと聞こえるように言う悪口、数学のノートをゴミ箱に入れられたり、グラウンドのベンチの後ろに私の名前と悪口を書かれたり、顔のことを言われたり、私の学習ノートを勝手に開いてみんなで回し読んでゲラゲラ笑ったり、めがねを盗まれたり。書き出せばきりがない。

いじめがおさまった中二の頃。そんなことをしてきた人の近くで日常を過ごしてみたことがあるけれど、やっぱりいじめをする人の気持ちなんか少しもわからなかった。

 


私はねぇ、何一つ忘れていないよ。一生、死ぬまで忘れないし、忘れてやるもんか。これを読んで、「気付いてあげることができなくてごめん」と言ってくる当時の同級生ももしかしたらいるかもしれない。けど私は知っている、あなたは気付いていた。だってあの時あなたもみんなと同じようなことをやっていたじゃないか。だから、薄汚い好意、善意を向けるな、と私は思うだろう。あの小さな箱の中でこれらに気付かなかったとは絶対言わせないし、そんなことを簡単に言える神経を疑う。もし気付いてくれたら、止めてくれたのか?ちゃんと、やめろって言ってくれたのか?私は知っている。見てみぬふりをした人が、あの時気付いていたとしても止めてくれるはずがないし、今さらそんなこと言ったって遅いのよ。なんとだって言えるのよ。そして、私がいじめだと思っているそれは、その人たちにとってはただのおふざけだったのかもしれないな。だから、自分もそれをやっていたことに気付かないんだ。

私は小中の同級生が、みんな、大嫌いだ。

だから誰よりも幸せに幸せに幸せに生きてやる。

 

 

 

こんなことを書くのは、もう一度、ある人の全てを知ってみようと近付いてみたら、わかったからです。その人のことがじゃなくて、自分のことが。私やっぱりだめみたい。もう何とも思っていないの。ただ気持ちが悪いの。性的な会話とか、そういうのもうしたくないし、“一人”をかわいそうだと見下すその性格や、人を愛する気持ちを持ち合わせていないことや、私が本気で容姿を褒めていると思っていることや、全てが、もうだめみたい。

 


私は、友人もできて、恋人とも仲が良くて、毎日が楽しくて、だからもう良いんだ。本当の意味でわかったから。知ろうとしてその人と同じことをするのも、近づくのも、もうやめます。私は結局、他人の深いところを知って安心したかった、ただの寂しがりだったんだろうなと思います。

 


何を書いているかわからないかもしれないけど、私がわかれば良いです。

もうやめま賞

数年前の私は、ずっとその人のことが好きだった。数々の賞を総なめにするほどの才能溢れる画家の男性。まあ、のちにとんでもないクズ男だということに気付くんだけど。

 

高校を卒業してからは、恋人(当時の)という存在があったけど、胸の奥底ではずっとまだその人のことが好きだった。彼を思い始めてから数年経ち、二、三年ぶりに再会して、そこから二年に一回とか、一年に一回とか、二回とか、会う機会が徐々に増えていった。

そして、会う回数が増えるたびに、(詳細は特に書かないが)、なんてクズ男なんだ...と段々目が覚めていった。

 

ほら〜、恋は盲目 とか言うじゃないですか?

まさにそれだった気がする。

 

昨日は急きょ、大きな展覧会に出した絵が賞を貰ったとかで、授賞式のために上京してきていた。私に時間があってもなくても、互いの時間が合っても合わなくても、そもそも整形後のDT中だから会うつもりなどさらさらなかったけど、色々あって結局会った。(あったやら合ったやら会ったでややこしいね。)

次の日の授賞式で履くための靴を忘れてきたらしく、一緒に靴を見に行って靴下からベルトから靴までの三点セットを私が見繕った。その時突然、「...胸こんなに大きかったっけ?もしかして妊娠してないよね?」と言われた。

何いきなり。鳥肌。

 

これから絵描き仲間と食事に行くと言うので、傘持ってないでしょ、これ使ってくださいと半ば強引に傘を渡してから改札内へ押し込み、早く行ってしまえと思いながら手を振った。さよならさよなら。私は確かにあなたが好きだったけど、今は別にもうどうでもいいの。

 

このことを数年前の私が知ったら泣いて喜ぶだろう。

あんた今、好きな人と一緒に好きな人の靴選んでるよ、って教えてあげたい。

 

 

ま、悪い男性ってなんかちょっと魅力的に見えるよね。とは思う。

 

それと同時に、私も悪い人間だったな、と反省する。

神様へ

恋人の好きな女優さんが出てる番組をただひたすらにボウっと眺めてる。いつもなら、彼女が出てるCMが流れるだけで速攻チャンネルを変えるけど、今日はただただひたすらに彼女の「顔」を眺めている。

醜形恐怖の私は絶望した。こういう顔、スタイルが好きなのか。私とは大違いすぎて、早く整形(目は済)して彼女と同じ顔になろう、早く痩せて彼女と同じスタイルになろう、豊胸もしなくっちゃと思った。医療ローンを組んで、一生それを払い続ける人生でも構わないから、この人になろうと思った。すぐに痩せるためならご飯なんか食べなくても良いやと思った。彼が好きな顔やスタイルになるためならもうなんだってするわと思った。もうボトックスやらヒアルロン酸やらでちまちまやっている場合ではない。

あの日すすめられて一緒に観た映画は、彼女を見るためだったのかと思うとショックで死ぬかと思った。私が格好良い人を見るたびに格好良いと口に出すのは無意識の当て付けなのだと思う。そんなことをしなきゃ自分を保てないほど、あの時の出来事は、人生を終わらせたくなるほどの地獄だったんです。でも正直そんなんじゃ全然足りないと思っている。死にたくなるほどショックだった気持ちはそんなもんじゃきっと伝わらない。当たり前のことなんだけど。同じ気持ちを味わって欲しい。あの日の私はひどく傷ついた。あの映画はもう二度と見ないし見られない。彼女が出ている番組もCMも映画も二度と。それほどの思いを一緒にしてほしい。性格がかなり悪いので。喧嘩をふっかけているわけでもなく、嫌な気分にさせたいわけでもなく、私の気持ちを痛いほど知ってほしい。ただわかってほしい。もう抱えきれない。半分あげたい。苦しいです。

 

誰も私のことを褒めて欲しくない。こういうことができるのすごいねとか、そんなこともできるの格好良いねとか、いつも頑張っててすごいねとか、偉いねとか、そういうの何もいらない。顔だけを見て、顔だけを褒めて欲しい。歯磨きをしている時、お風呂上がり、寝起き、ご飯を食べている時、洗い物をしている時、全てを可愛いと言ってほしい。でもそれがないのは可愛くないということだと思うから、もっとやらなきゃ。可愛くなるためなら痛みなんか平気だし、ダウンタイム中の引きこもり生活も全然平気。でも正直もう疲れてしまった。顔がダメでも外に出なきゃいけない毎日で、ずっと泣いているわけにもいかず、いまこの瞬間の顔はどういう顔をしているのか、可愛いのか、笑ってる顔はブスじゃないか、どこをどうすればあの顔になれるのか、毎日毎日クリニックの症例を見てはあーでもないこーでもないとまた悩んで、スマホの外カメで自撮りをしてはここがもっとこうなればと思い、またクリニックのホームページへ戻っての繰り返しで毎日毎日毎日毎日寝ても覚めても顔顔顔顔顔顔のことばっっっっっっっっっっっかり考えている。

疲れた。ただ可愛いと言ってほしいだけなのに誰にも言ってもらえない。

 

もうさあ、本当に嫌なんだこの顔が。どうにかしてよ。

どうにかしたいよ。

この顔に疲れた。

疲れました。

私の恋人は優しい。だってさ〜、ご飯作ったらおいしいおいしいって食べてくれるし、お弁当おいしかったよごちそうさまって言ってくれるし、洗濯したら ありがとう って言ってくれるし、私の感性を すごい って褒めてくれるし。動物にもお年寄りにも、普通の人にも優しくて、すごいなぁと思う。日々思う。よくできた人。私なんかのハズレくじを引いたこと以外は。



私の顔、このままで十分可愛いって言ってほしい。もう整形なんてしなくていいからって、そのままでいいよって言ってほしい、みんなにそうしてほしい。何言われたって多分またやっちゃうんだけど、とりあえず でいいから、その場しのぎでも構わないから、もっと私の顔を見て、全然変じゃないじゃんって言って安心させてほしい。




これまでずっと家族に、夢ややりたいことを話すたびに、「あなたには無理よ」と笑われて生きてきたから、私にはできっこない が深く深く根付いていて、できないできない私にはできないんだ、と思ってやりたかったのにやらなかったことがたくさんあるから、もうそうなりたくないから、夢ややりたいことができても誰にも言わず、それが叶ったあとに言うようになった。事後報告。

いま一番近くにいる恋人にさえ、これからやろうとしてること、いまやってること、夢、何にも話せてない。(4.9 いまやってることだけは話せた) 。多分これらも事後報告になるんだと思う。笑われたくないし、無理って言われるのが怖いし、その言葉であっさり夢を諦めてしまう自分にも落胆したくないし、ダメだったとき、それを知られるのが恥ずかしい。そんなこと言うような人じゃないとわかっていても、言えない、誰にも言えないよ。ただ一人で頑張って突き進むだけです。




なんか、24になったけど、全然大人じゃないな。思ったことすらないけど。まだ大人にはなれない。

ていうか大人の基準って何よ。20歳超えたら大人って言われるけど、見た目超ロリでフリンフリンの洋服着てても「君は大人だなぁ!」なんて言える?中身が大人って何?礼儀正しいこと?お金の管理がちゃんとできること?お酒飲めてタバコ吸えるようになること?他人と適度な距離を保っていい感じの付き合いができること?仕事してること?税金納めてること?

身体ばっかり大人になって、心は小学生で止まったままだよ。大人になれ大人になれって、じゃあ自分は自分のこと大人だって思う?今まで出会ってきた 大人 と分類される人たちに「自分のこと大人だって思う?」ってきくたびに、「思わない!」って笑いながら言うんだから、本当はどこにも大人なんていないのかもしれないよ。



インターネットで見かけた、よく眠れる方法。


大の字で寝そべって、手のひらは上を向けて、つま先は外側に広げて、全身の力を抜いて地球と一体化するように、リラックス。即眠れる。


というやつ、私にはできなかった。地球と一体化できなかった。

毛布を頭までかぶって、横向きで身体丸めて寝るのがすきです、一番。よく眠れる。

あたたかいし。



あーあ、前髪へーんなの







愛を可能に

顔がブスだと落ち込んでは、泣いて、外へ出られなくなって、食べては吐いて、そのせいで肌が荒れて、また落ち込んで、たまにするプチ整形に安心して、また落ち込んで、“可愛い”ってなんなんだろう、って。可愛いって何。

なんでこんな顔で生まれてきたんだろう。

可愛いって、愛を可能にするって書いて可愛いなんだよ。


嘘でも可愛い可愛い言われて知らない男の人たちから抱かれていたあの時は、もしかしたら幸せだったのかもしれない。


私の顔じゃ、愛を可能にできない。

大丈夫って言って

バイト辞めたんです、二年弱働きました。

 

おかしやさんのアルバイト。上京してきて初めてのアルバイト。恋人と出会ったアルバイト。

変なお客さんも来るけど、そんな人も含め、全てのお客さん、荻窪という地、従業員、接客業務、全部が好きでたまらなかったの。毎日バイトに行くのが楽しみだったの。

 

一月に店長が変わってから、ダメになってしまった。またいつかいなくなるたった一人のせいで好きなことをやめてたまるかと思ったけど無理だった。毎日毎日泣いて、ご飯も美味しくなくて、夜もなかなか寝付けず、夜中には何度も目が覚めて、ああもうすぐ朝だ、またあの場所へ行かなきゃいけないんだと思うたびに、死にたいなという気持ちだけが募って、辞めました。

なんで私が好きなこと辞めなきゃいけないの、なんで私が、なんでなんでなんで、ねえなんで?

 

これ書いてるいまも涙が出そう。なんで私が。店長はさぁ、仕事辞めたいって言ってたんだよ。じゃあ店長が辞めればいいじゃん、なんで私が辞めなきゃいけないの。

でも多分あのまま続けてたら私は本当に死んでいただろうなと思う。

一月から、バイト帰りに電車を待つホームでの立ち位置が、電車が入って来る方の端になった。いつでも飛び込めるように。

辞める前の日のバイト帰り、いつものその立ち位置でお母さんに電話した。もう死にたいって言った。このまま飛び込んで死んでしまいたいって言った。好きなこと辞めたくない、でももう続けられない、あんなところにはもういられない、辞めたくないのに、なんで私が、好きなのに、死にたいって言って駅のホームで声出して泣いた。ごめんねお母さん。

 

常連さんたち、みんな元気かなとふと考えると喉がグッとなって、鼻の奥がツンとする。毒舌なおばちゃんも、缶のドロップ買うか迷ってる男の人も、私のことが大好きで、私も大好きだった小さな男の子とそのママも、いつもガムを買って行くおじさんも、学校帰りの高校生も、みんな元気かな。

 

あれから二週間経った。いつまでもこうじゃだめだとわかってはいるけど、簡単には立ち直れないほどに、あの場所でのあのバイトは、私にとってはあまりにも楽しすぎたわ。

 

また楽しいこと、見つかるやろか。おかしやさん以上に楽しいこと、見つかるやろか。

私、大丈夫やろか。

引越し

二年前に引っ越してきた町とさようならする時がきた。

初めての一人暮らし。

イルミネーションでキラキラして、ベランダからは月がとても綺麗に見える私だけの部屋だった。

笑うよりも、泣くことの方が多かったな。私が一番覚えているのは、何よりも、どんなことよりも、イルミネーションだけに照らされた部屋で、二人絨毯に寝転がり、天井を見つめながら泣いたこと。悲しかったね。あんなに悲しい別れはもう嫌です。なんの縁もゆかりもない新しい地に行けるから、きっと、やっと忘れられる。思い出は全部この部屋に置いていきます。


さようなら、石神井

さようなら、たくさん泣いた部屋。